昭和30年前後の記憶でしょうか、友達と月島八丁目(現在の勝どき)から歩いて東雲に海水浴に行った思い出です。暑い夏、なけなしのお金で先にアイスキャンディを買って食べてしまい、帰りはへとへとだったこと、おいていた衣類が満ち潮でびしょ濡れになってしまい、帰りは裸でかえってきたことなどを楽しそうに語ってくださいました。開発が進む中、車が通るたびに砂煙が立ち込めていたそうですが、「当時はそんなこと気にしなかった」と笑います。
付近では釣りも盛んにおこなわれていて、佐藤さんも知り合いの釣り餌屋さんを手伝っていたそうです。近くに「履き物あづまや」楠さんの御両親がやっていた釣り具屋さんもあったということでした。(楠香一さんの記憶にもその話が出てきます)