都電が走っていた頃、月島には多くの工場がありました。豊洲にあった石川島重工業も最盛期だったようで、毎朝、都電を降りて職場に向かう人の列が見られたようです。「月島を過ぎたらガラガラ」で、通り沿いにあるタバコ屋は東京有数の売り上げがあったいい、高度成長期を象徴するようなエピソードです。
ちなみに、月島を入っていた都電2系統は、11系統(1946年開通、月島通八丁目~新宿駅前)が昭和43年(1968)に廃止、23系統(1923年開通、月島通八丁目~福神橋=亀戸あたり)が昭和47年(1972)に廃止となりました。