かつてウナギの名所だった月島川には、多くのだるま船(運搬船)が停泊しており、その船の中で生活している人もたくさんいたそうです。
楠さんのおじいさんが船を持っていて、そうした人たちと交流があったというのも月島人らしい一面です。
[関連情報]
下記サイトに水上小学校に関する記述があります。
※東京水上尋常小学校(月島)
https://tokuhain.chuo-kanko.or.jp/archive/2018/07/post-5160.html
中央区観光協会オフィシャルブログより
水上生活者の増加に伴い、福祉厚生を考える必要が出てきました。福祉向上のため東京尋常小学校が1930年(昭和5年)月島8丁目(中央区勝どき1-11)に開校しました。隣が月島小学校の分校(現月島第二小学校=現勝どき1丁目にあるにも拘わらず、月島名がついています*)です。この分校は2号地(勝どき地区)の子供たちのために作られた小学校で、隣が日本倉庫で、斜め正面に鉄骨試験所がある行き止まりの通りの奥にありました。開校当時はまだ晴海通りも勝鬨橋もありませんでした。
楠 香一さん
昭和28年生まれ。月島第一小学校卒業。
趣味のお履物「あずまや」四代目店主。
現在中央区内に残る履物店四店のうち一店として頑張っている。
先祖は築島と同時に月島にやってきて住み始めた。