保田さんは30年にわたり町会長として地域に貢献されました。その間、活動に対し、総理大臣賞をはじめ、さまざまな賞や感謝状を受けました。保田さんは、町会活動の一環で、東京に大地震が起こった際に各家庭にいくらかの現金が渡るよう積み立てを呼びかけました。その資金源は新聞・雑誌・アルミ缶を回収活動で得られたお金。それが積もり積もって3000万円になったそうです。東日本大震災直後には、その一部を真っ先に被災地に寄付しました。
先頭に立って活動をすすめる保田さんとともに、奥様も資源回収を続けてこられました。奥様の実家は千葉で、とても由緒ある武家の家系とのこと。体調が悪くても保田さんの活動を支えた奥様に対する深い感謝と愛情も感じられるエピソードです。
保田 清さん
昭和8年佃(2丁目)生まれ。
佃島小学校卒業。佃にて(株)月島テレビ商会を起業したのち、西仲通り商店街に移転。当時の奮闘記が「月島テレビ物語」という映画にもなったという。
月島二之部、西仲共栄会などの役員を歴任し、月島の発展のために尽力する。