毎年7月のお盆に西仲通り商店街で行われている草市ですが、もともとはお盆のお供え物を売り買いするために、左さん宅そばの本芳寺前から始まったと言われています。
昭和30年生まれの左さんの記憶は、小学校から中学時代のもの。その頃はまだ清澄通りから西仲通り商店街までの道路で行われていたようで、野菜や花などお盆の供物を売る店と、子ども向けのおもちゃなどを売る屋台とが入り混じっていたそうです。
小学生にとってはお盆の供物よりもそうした屋台に目が行くのは当然。毎年5月ごろからお小遣いをためて楽しみに待っていたという草市に関する思い出です。
左久作さん
昭和30年月島生まれ。月島第一小学校卒業。日本で唯一の江戸鍛冶。祖父・父を継いで三代目左久作となるが、江戸鍛冶としての血筋をたどると江戸時代初期にまで遡る。
大工・木工職人等からのオーダーメイドで274種類の刃物を作る。包丁・刀など人を殺傷する刃物は一切作らない(包丁研ぎは承ります)。
(外部リンク)
江戸刃物鍛冶の系統―「左久弘」系について