月島1丁目の伊勢喜酒店のご主人、稲垣さんは消防団を40年、少年補導を約50年、防犯協会を約20年など、長期にわたり社会奉仕活動、地域貢献を続けてこられました。そのきっかけになったのは、当時お隣に住んでいた町会長から言われた「月島で商売するのなら地元に奉仕してくれ」という言葉だったそうです。少年補導については、昭和30年代、集団就職で地方から出てきたものの、仕事や都会の生活になじめない若者が多かったと言います。
後半は、佃にあった丸機械工業の丸清治さんのボランティア活動に触れています。丸さんは、集団就職で月島に働きに出てきて、三年間勤めを続けた若者に対して、自費で辞書をプレゼントしたり、年一回のバス旅行に連れていく活動をされており、稲垣さんたちがその活動を支えていました。