大山隆三さん(昭和26年生まれ)が生まれ育った臨港駐在所(当時の月島12丁目、現在の勝どき5丁目/6丁目あたり)。その近くに倉庫があり、そこを改造して多くの引揚者が暮らしていたようです。そんな人々を駐在所配属の警察官だった大山さんのお父さんはいつも思いやっていたという心温めるエピソードです。
そして、子どもを交通事故で亡くしたもののお金がなく、葬式を出してやれないという家族に対して、お父さんがとった行動とは…。
戦後の混乱期、自分が生きるために精一杯だった頃。たとえ現代であっても、実際このように行動できる人はどれほどいるでしょうか。
大山隆三さん
昭和26年月島生まれ。
月島第二小学校、月島第二中学校卒業。
祖父の代から数えて月島で三代目。職業は元寿司職人。
父は月島警察署の警察官。人情味のある人柄は多くの人に慕われた。